PCの奥深くに眠っていたプロットを引っ張り出し、形にしようと思い筆を執らせていただきました。お目汚しになるやもしれませんが、宜しければご視聴くださいませ。
「うっ・・・ん,、もう朝・・・?。」
窓から差し込む光で目が覚めた。
「起きなきゃ・・・」
そう言ってベッドからのそのそと這いずるように出て行く。ここで二度寝出来たらどんなに嬉しい事だろう、だけど今日は【あの人】と一緒にクエストに行く予定だから、起きないと【あの人】に迷惑をかけちゃう。
まず朝ごはんを食べて、身支度を済ませたらコフィーさんのところに行って今日はどんなクエストがあるのかを聞かなくちゃ。
そうして昨日用意しておいたベジタブルレーションを食べて、顔を洗って歯を磨いて、髪を結っていく。【あの人】は私の髪をよく褒めてくれるから髪の手入れは特に力を入れて頑張っている。
「また、今日も褒めてくれるかな・・・?」
すると突然端末のアラームが鳴りだした!時間を見てみると既にあの人との待ち合わせの時間になってた!
「いけない!急がなくちゃ!」
手早く残りの身支度を済ませたら早足にテレポーターでゲートエリアに向かう。
「あっ、マトイさん、おはようございます。」
カウンターからコフィーさんが挨拶をしてくれた、でもなんだかちょっと忙しそう・・・?
「コフィーさん、おはようございます!【あの人】はまだ来てないですか?」
「すみませんマトイさん、【あの方】はハルコタンに大量発生したダーカー殲滅のためいち早く出撃されました」
「え、ダーカーがハルコタンに!?急がなきゃ!コフィーさん今すぐハルコタンに出撃許可を!」
「了解しました、今急ぎ許可の申請を・・・」
「その出撃、悪いけどキャンセルでお願いできるかな?」
すると急に端末が目の前に現れてシャオ君と映像がつながった。
「え?シャオ君どういう事?ハルコタンが大変なんだよ!」
ハルコタンには私の友達のスクナヒメや白の民がいる、ダーカーを完全に倒せるのはアークスだけだし、あの人も戦っているのに私は出撃できないなんて・・・
「たった今、フィリアから検査の結果を受け取ってね、マトイ、君の体内のダーカー因子の量が予想をかなり上回っていてね、このまま出撃させるわけにはいかないんだ、理解して欲しい。」
「え、でも【あの人】が今も戦っているし、私だけ何もしないなんて・・・」
「【あの人】だけじゃなくてアークス総出で任務にあたっているから、そこまで心配しなくて大丈夫だよ、そこでなんだけど、今日マトイには別の任務をお願いしたい、艦橋に来てくれるかな?」
行きたいのは山々だけど今行ったらもしかしたら【あの時】と同じ事が起きるかもしれない、そうならなくても倒れたりしたら迷惑になっちゃう、そう考えると答えは一つしかなかった。
「・・・コフィーさん、出撃は止めておきます、忙しいときに迷惑かけてすみませんでした」
「いえ、マトイさんの体調管理が一番です、今日はゆっくり休んでください」
そしてコフィーさんと別れて艦橋へ向かう。
「そういえばシャオ君が別の任務をやってほしいって言っていたけど、一体何をすればいいんだろう・・・?」
そう疑問を抱きながらテレポーターへと足をかけていくのであった。
筆者が割とめんどくさがり屋なので、次の投稿は・・・早ければ一週間後だと思います・・・たぶん。