今日はロード画面を短縮するコーナー第二回をはじめたいとおもいます。
前回はロード画面のうち、広告データの読み込み部分を高速化することで、
ゲームのロードを高速化する方法をご紹介しましたが、
今回はパソコン本体の性能を見直すことで高速化する方法を4つに分けてご紹介します。
ハードウェア(パソコン本体)に手を入れることになるため、
少し敷居が高いですが、確実に体感性能を向上させることが可能となりますので、
機会があればぜひ試してみてください。
HDDをより高速なSSDに換装する
一番ポピュラーで効果的な方法です。
兎にも角にも、読み込むためのデータが格納されているHDDやSSDが低速なものですと、
どんなに高性能なパソコンでもロード画面はどうしても長くなってしまいます。
基本的に、SSDが高速であればあるほど、読み込み動作は速くなりますが、
製品の選定時には特にランダムアクセスの高速なタイプを選びましょう。
参考のため、最新鋭のSSDをCrystalDiskMarkという、パソコンに搭載されているHDDやSSDの性能を
スコアとして算出できるソフトの計測結果を貼り付けておきます。
実際に使っているパソコンでソフトを実行して性能を比較してみましょう。
ソフトは以下のサイトよりダウンロードができます。
http://crystalmark.info/software/CrystalDiskInfo/
インテル SSD 750 Series 400GB MLC 1/2 Height PCIe 3.0 NVMe SSDPEDMW400G4R5
CPUをより強力なものにする
ゲームデータのロード時には、キャラクターデータやマップなどの圧縮展開処理などが入るため、
CPUの演算性能が低い場合はロード時間も長くなってしまいます。
最近のCPUでは動作クロック4GHz程度で動作するものも出てきていますが、
このクロックが高ければ高いほど、ロード時間の短縮が期待できます。
CPUの製造メーカーは現在Intel社とAMD社が性能価格競争を繰り広げていますが、
ゲームをする場合はIntel製のCPUが圧倒的に優速なのでお勧めです。
Intel CPU Core i7-6700K 4GHz 8Mキャッシュ 4Core8Thread LGA1151 BX80662I76700K【BOX】
グラフィックスカードを高速なものに差し替える
あまり知られていませんが、グラフィックスカードの性能でもロードの速度は変化します。
というのも、2の項目で触れたキャラクタデータを展開した後、
そのデータをグラフィックスメモリに転送する処理が入るからです。
ゲーム用途のグラフィックスカードといえばGeforeceシリーズが有名ですが、
ロード画面の短縮目的においては、AMD社のRadeon Rシリーズも有力な選択肢に入ります。
理由としては、シェーダーキャッシュと呼ばれる機能が組み込まれているからです。
シェーダーキャッシュとは、あらかじめ、頻繁に読み込まれるデータを先読みしてためておくことで、
データの展開速度をアップさせる技術のことで、ゲームデータのロードの高速化につながります。
Sapphire R9 NANO 4G HBM PCI-E HDMI/TRIPLEDP グラフィックスボード VD5842 SA-R9NANO-4GAMD/21249-00-40G
ゲームデータをキャッシュするためのソフトを導入する
SSDよりもはるかに高速に動作するパソコンのメモリ上に、
ゲームデータの一部をキャッシュ(保存)させ、動作を高速化させる方法です。
方式は様々なものがありますが、もっともトラブルがなく無難に動作するものとして『eBoostr』がお勧めです。
使用時間に制限が付きますが、試用版がありますのでまずはそれを試してみると良いでしょう。
ソフトは以下のサイトよりダウンロードができます。
https://eboostr.jp/
番外編 究極の方法
1~4の項目をすべて見直してもまだ満足できない方は、
RAMドライブを導入すると良いでしょう。
RAMドライブとは、パソコンのメモリの一部をHDD(SSD)として仮想的に認識させるもので、
現在市販されているSSDをはるかに凌駕する性能をたたき出すトンデモ技術です。
ただし、PSO2のクライアントサイズが32GB近くありますので、
パソコンには最低でも48GB程度のメモリを搭載しなければクライアントが入りきらず、使用できません。
コストを度外視してでも、兎に角最高の環境でプレイしたいという方にはお勧めの選択肢です。
このソフトも様々な特色を備えたものが各社から発売されていますが、
扱いやすさの観点から『RamPhantomEX』をお勧めします。