今回は巷で地雷扱いされつつあるサモナーについて、基本的な立ち回りとペット運用上のポイントについてまとめていきたいと思います。
多くは無理解による悲劇に等しいので、基本を押さえ、たのしいサモナーライフを送る手助けになれれば幸いです。
サモナーの特徴
サモナーはペットと呼ばれる下僕パートナーを駆使して戦うクラスで、様々なペットを駆使することで戦う特殊な戦闘スタイルが特徴です非常に重要なポイントとして、以下が挙げられます。
・本体の戦闘力は皆無に等しい。
・ペットはメインクラスがサモナーである時のみ使用可能。
・武器を切り替えると、ペットは即時に収納される。
・ペットごとにステータスが異なる。
・ペットのレベルは戦闘では上がらない。
・ペットには基本属性が設定されており基本値は10固定である。
・ペットはペット毎にキャンディーボックスと呼ばれる装備欄を持っている。
・ペット毎に性格がある。
・ペットは最大5つのスキルを覚える。
・ペットのレベルの上限は☆13で120まで上昇する。
・ペットが転ぶと復帰時間満了まで操作ができなくなる。
・本体は法撃が可能ではあるが、攻撃性能は弱くサブで補っても苦しい。
全体的にかなり特殊なクラスであるため、覚える事がかなりあります。特にキャンディーボックス編集、エッグ合成、レアリティ進化、性格厳選は必須で、それなりにやりこみ要素がある一方、一定の敷居が存在するのもまた事実です。基本性能はどちらかというと高い方であり、低レベル帯では無類の強さを発揮しますが、高レベルマップになればなるほど立ち回りの粗さが致命的な状態に発展しやすくなります。
地雷化した背景
サモナーはペットと本体の2つのレベルを上げなくてはならない都合上、どうしてもペットの育成が不十分な状態で緊急などに混ざらざるを得ないケースがあります。これがSH以下ならどうにでもなるのですが、XHやアルティメットになった瞬間、ごり押しが利かなくなる場面が非常に増えてきます。そのため途端にペットが転んで動けなくなったり、「アルタ―・エゴ」で事故ったりと、今までとは明らかに勝手が違う状況に陥りやすくなります。
特にダメージを求めるあまりにトリムしか育成していなかったり、防御を捨てて「アルタ―・エゴ」を不用意に濫用したり、「ペットシンパシー」を維持したいがためにペットを仕舞わず、結局ペットを転ばせたり、ペットへの支援に躍起になってるうちに本体が転んだりと、事故死の8~9割がごり押しが原因と思われます。
中でも「アルタ―・エゴ」による事故率は圧倒的に高く、ペットをよく死なせてしまう様なら使わない方が安全です。また、「ペットシンパシー」が有用との話はありますが、個人的にこれが一番の罠だと思っており、ペットがよく転ぶ方は「アルタ―・エゴ」以上に「ペットシンパシー」を切ることをオススメします。
ペットごとの特徴と立ち回り
さて、前述通りサモナーはXH以降の立ち回りがペットの育成以上に重要となります。悲劇の大半はごり押し感覚である事は先に述べたとおりですが、それとは別にペット毎の性質や、多様性を理解しておく必要もあります。というわけで、以下ペットごとに特徴と立ち回りをまとめていきます。
ワンダ
[特徴]
一番オーソドックスなペットで、攻守共に非常に安定しており、3種の中では一番使いやすいペットです。
特にかなりの防御力を誇るため、3種の中では唯一アルティメットやXHで常時出しっぱなしでも活躍が期待できるペットといえます。「ペットシンパシー」をどうしても使いたい方はこの子と絡めるのがベストでしょう。また、転んでも30秒で復帰するので万が一の際もリスクは軽めです。
[性格選定]
オススメは耐久力強化の「超こんじょう」ですが、そもそもワンダが致命傷を受けること自体が稀なので、それを見越して「超晴れ好き」でも問題ない気はします。ただ、出しっぱなしにしたい場合は今後も見越して「超こんじょう」が無難でしょう。
[キャンディー・アソート]
パフェの選定は安定度が非常に高い「ブラストパフェ」や属性一致が可能なら「ぴったりパフェ」が有効。サブBr運用に限り「はりきりパフェ」も有用で、この場合は是非とも「ペットシンパシー」を運用したいところです。
ロールの選定はなんといっても高い防御力を活かせる「へんかんロール」の2設置がオススメ(手に入るとは…ry)。「アルタ―・エゴ」を使用するなら一方を「みがわりロール」にする事も有効です。
[立ち回り]
ワンダの基本は3つ。奇襲の「ワンダアサルト」、追撃の「ワンダブレイク」、怯みの「ワンダショック」です。尚、「ペットシンパシー」を使用する場合は「ワンダアサルト」でワンダが手元に戻ってくることを理解しておくが必要です。また、ダメージを求める場合は「ワンダブレイク」の連打が有効で、「ワンダスライサー」に比べてPP効率は悪いものの、DPSは「ワンダブレイク」の方が圧倒的に高くなります。また、雑魚に絡まれた場合は「ワンダショック」が有効で、スタンがとれるという性質から、雑魚からの被弾を大幅に減らすことが可能です。
トリム
[特徴]
一番の事故の素です。
圧倒的な攻撃力を誇る一方、装甲は紙でHPも少なく、運用を間違えると即死することも多い。アルタ―エゴを濫用しようものなら本体が真っ先に転んでも仕方がないぐらい扱いに注意が必要なペットです。また、性格特化上PP効率が劇的に悪く、転び易い上に復帰時間も60秒と長いおかげで、輪をかけて地雷率を高めており、間違っても防衛やレイド緊急で出しっぱなしにしていいペットではありません。
ここぞという時に使えると非常に強力ですが、出しっぱなしにしていると知らずに周囲のヘイトを稼いでしまう可能性もあるので注意が必要です。この子に限り、ペットシンパシーを掛ける事は諦めた方が賢明です。
[性格選定]
性格は「超がんばりや」一択です。「おりこうさん」の条件である状態異常は、二次的要因が強すぎて安定性が低く、加えてトリム自身が常用し辛い側面も重なって有効な場面が限られます。ただ「超がんばりや」は攻撃力が最大15%伸びる一方で消費PPも最大30%増えるため注意が必要です。
[キャンディー・アソート]
トリムはキャンディーボックスに致命的な欠陥を抱えています。それは2×2のキャンディが唯一7つしか設置できない事です。☆13を想定した場合、パンケーキx2、パフェx2が必須となり、ロール及びクッキーの合計が3つしか設置できません。一方で2×1のサンド系はMAXまで設置できるため、「ボディサンド」を早い段階で5つ設置し、少しでも事故率を削った方が良いでしょう。
パフェの選定はBOSS特効の「メガトンパフェ」が非常に有効で、安定した大ダメージを求める場合はこれに「がむしゃらパフェ」を足すのがセオリーになるでしょう。(但し手に入るとは…ry)
ロール選定は「みがわりロール」x2がベター。酷いPP消費をそれなりに抑える事ができます。ダメージがほしい場合はクッキーx3や「へんかんロール」をガン詰みも選択肢に入ります。
[立ち回り]
ヒット&アウェイが基本で、混戦時の使用と出しっぱなしは厳禁。どうしても混戦時に使用したい場合は「トリムスタッブ」の連打が比較的被弾が少なく有効です。「トリムスタッブ」が相手の背後を取る都合上、サブFiと相性が良く、裏回り後の「トリムシャウト」→「トリムスパイラル」で容易にカンストダメージが弾き出せます。兎に角攻撃が終わったら仕舞うという事を念頭に置き、深追いやごり押しは控えましょう。
サリィ
[特徴]
一体だけの運用では強みほとんど実感できないペットです。
他の2体に比べて攻撃力は低く、ステータスバランスもそれほどよくありませんが、複数体のサリィが同時に攻撃を展開事により気持ち悪いほどのオールレンジアタッカーに化けます。単体完結し辛い都合上、レイド戦や防衛では非常に使い辛いですが、ADやアルティメットでは有効な場面もあり、まさに使い方といったペットと言えます。
尚、他のペットと違い比較的本体と近い位置をキープしてくれるため、「ペットシンパシー」の条件を満たしやすいところはありますが、お世辞にも防御に優れているわけではないため、ちょくちょく仕舞う都合上、あまり有効には機能しません。
[性格選定]
「超てきぱき」「超やさしい」共に効果が薄いため、気分で選んで問題ないかと思います。固定砲台化しやすい都合上、「超てきぱき」が若干有利ですが、そもそもこの子でPP回収を行うならワンダで殴った方が早かったりします。
[キャンディー・アソート]
パフェ選定としては「ブラストパフェ」「ぴったりパフェ」「がむしゃらパフェ」が比較的有効。PP効率は良い方ですが、「サリィテリトリー」専用にしない限りはがむしゃパフェは避けた方が良いかもしれません。
ロール選定は「ふんばりロール」や「むてきロール」がそれなりに有効なものの、特にどれが良いとは言い辛いところがあります。素直にクッキーや「ボディサンド」を盛るのもありだと思われます。
[立ち回り]
PT連携が基本であるため、雑魚は「サリィチェイサー」+「サリィプロード」、BOSSは「サリィテリトリー」が有効。特にサリィが4体以上連携した際の殲滅効率は凄まじく、アルティメットの雑魚が瞬間蒸発する珍しい光景が拝めることもあります。
注意点として、「サリィチェイサー」の判定は1つしか存在できないため、連打すると相手に当たる前に立ち消えてしまいます。そのため、チェイサー使用時は挙動終了まで確認する事を心懸ける必要があります。また、「サリィテリトリー」は3秒後から本番であり、展開後本体がダメージを受けると効果がリセットされる点に注意が必要です。
まとめ
いつもの事ではあるのですが、この記事を書く切っ掛けとなったのが、サモナーが複数居た場合に緊急破棄を行う人が増えてきたというところに集約します。無理解が差別を生むのは世の常ですが、サモナーに事故死が多いのもまた事実です。EP3のBoと違い、Suは序盤使いやすく、後半使い辛いという特徴が顕著に表れるクラスであるため、「良く死ぬ」→「地雷認定される」→「もうええわ」という流れが増えそうな側面もあったため、何が引っ掛かっているのかを一旦まとめるに至りました。
現在、「メロン」に「マロン」と、色々と問題を引き起こしそうなペット実装の話も出ており、バランスや立ち回りでまた荒れそうです。
サモナーのバランスは他クラスに比べてかなり難しそうなので、旧Br、Guの二の舞にならないことを切に願います…。