Fractal DesignのPCケース「Define R5」を1年ほど使用してみた感想となります。
製品の概要や、気に入っている点も合わせてご紹介。
概要
「Define R5」はFractal DesignのPCケースです。
シンプルでスタイリッシュなデザインと、高い防音性が特徴。
メンテナンス性が非常に優れており、ドライブケージが取り外し可能なのはもちろん、ダクトフィルターも取り外しが可能になっています。拡張性も高く、HDDを最大8台まで搭載することができるほか、水冷ラジエータの取り付けが可能となっています。
自宅サーバー用に1台を購入して使用していましたが、あまりに便利過ぎるため惚れ込んでしまい、私個人のPC用に追加で1台購入し、合計2台を使用しています。
気に入っている点
ダクトフィルター
ケースの前面と底面にセットされているホコリ侵入防止用のフィルターです。どちらも簡単に取り外して掃除することが可能になっており、PC内部に侵入するホコリの大部分をカットしてくれます。実際このフィルターの効果は大きく、それまでは2か月ごとに行っていたPC内部の掃除が、半年に1回で済むようになりました。
PCを床に置いて利用している方や、部屋がホコリっぽい方には特におすすめです。
初期状態ではフロントとリアに1つずつファンが設置されているので、私はフロントにもう1台付け足して利用しています。
背面からホコリが侵入することはほとんどありません。
SSD用マウント
Define R5にはケース裏面にSSDを取り付ける専用の場所が用意されています。裏配線で接続することができ、「SSD/HDD変換マウンタ」を必要としないため、PC内部もスッキリとした状態になります。
半面、SSDの種類によっては熱が籠りやすいため、注意が必要です。エアコンなしの部屋で利用しても大丈夫だったので、そこまで神経質になる必要はないかと思いますが。
フロントポート
フロントにあるUSBポートは非常にアクセスが容易で、デザインも優れています。特に床にPCを置いている場合、座ったままの姿勢で利用できるのは大きなメリットです。
アクセスランプと一体化した電源スイッチも高級感がありカッコいいですね。
向きの関係上ホコリは溜まりやすいため、その点だけ注意が必要です。ホコリ侵入防止用のキャップなんかがあると良いと思います。
PCの上に物を置くクセのある方、間違ってもコーヒーをこぼしたりしないように…!
防音性
防音性はかなり高いと感じています。ドライブベイにも防振用のゴムが付属している徹底ぶり。フロントパネルのフタを閉めると電源が入ってるのか入ってないのか分からなくなるくらいには静かです。
とはいえ、これはPCの構成にもよりますので、大型のグラボを搭載した場合には変わってくるかもしれませんね。
総評
超おすすめです。
高い防音性と拡張性をあわせ持ち、細かい部分まで気が利いている設計で、大変満足しています。一度使ったらもう他のケースを使いたいとは思いません。
(以前使用していたケースが酷かったこともあるかもしれませんが・・・)
恐らく後継製品が出たらまた買ってしまうと思うくらいにはおすすめできる製品です。PCの組み立て方を解説した親切なマニュアルも付属しているので、自作PC初心者にも良いと思います。
カラーは3色、私はブラックを使用しています。側面がクリアパネルになっているモデルも存在。
画像はhttp://www.fractal-design.jp/より引用