オービットの可能性について考える
SOUL誰得研究室、それはPSO2の片隅に埋もれてしまった――。
どうでもいいのでさっさと始めてください。殺しますよ。
はい、というわけでSOUL誰得研究室、研究員の唐沢銀です。
アシスタントのエリス・クラウディです♪
今回はタリス、ウォンド、バレットボウを除いたオービットシリーズの法撃利用について考えていきます。
ん…? 法撃武器以外でテクニックの利用を考えるの?
ええ、法撃武器でテクニックが使えるのは当たり前ですが、それ以外の武器でテクニックを使ったら意外と強いかもしれないじゃないですか。
え、えっと…そう、だね…。
ではでは、さっそく参りましょう。
実は色々とシナジーがある特殊なクラス構成
というわけでまずはこちらを。
HP盛りの法撃防具だね。耐久力がどうしても低くなっちゃうFoにとってはいいんじゃないかな。ちょ~っと、HP盛り過ぎな気もするけども…。
いやいや、これでも足りませんよ。もう少し盛りたかったんですがそうすると法撃力が下がりすぎる上にメセタがマッハになってしまうのでこの辺りで妥協しました。
これ以上って、タフ勢(※)さんの仲間入りでも考えてるの…?
※タフ勢:PSO2においてカチ勢と双璧を為す、ただひたすらにHPを求める勢力。その耐久力は限定環境においては4000を超えるとも言う…。
興味はありますが今回は趣旨が違います。で、この防具の相方がこちらになります。
う、うわぁ…。なんでこんなの作ったの…?
それがロマンという――まぁ、モヤモヤするのは認めます。見ての通り法撃用に調整してしまったナックルになります。勘のいい方は分かりますよね? これらはそう、リミブレ(※)前提の法撃装備です。
※リミブレ(リミットブレイク):Fi専用スキル。MAXHPの総量が25%になる代わりに自分を強制的に状態異常状態にし、打撃攻撃力を最大20%増加させるというもの。リミットブレイク中であればハーフラインスレイヤー、デッドラインスレイヤー、クレイジービート、クレイジーハート、ハーフラインブーストをそれぞれ強制的に適用させる事ができる。
ここまでする必要あったのかな…?
実際のリミブレ時のHPがこちら。これでも常時利用するには若干厳しいです。
十分おかしい気もするけど…。
で、実際に試してみた結果ですが、いやまぁとんでもないじゃじゃ馬です。そりゃそうですよね。実際どう扱うのが正解か本当にわからなかった。加えて、リミブレの20%アップは打撃にしかのらないため、法撃影響はデッドライン、ハーフラインの法撃力アップのみという。
近接武器で法撃という時点で矛盾しかないしね…。そもそもFiで法撃を行うメリットってあるの?
いい質問です。一部では有名な話ではあるんですが、実はFiのブレイブスタンス、ワイズスタンスの効果はテクニックに乗ります。このため、メインFoで最も法撃火力が出せるの構成はワイズスタンスが適用された状態のFoFiになります。瞬間火力に限ればFoGuですがね。
じゃ、実際ダメージは結構出せるんだ。
出せはするのですが、考えても見て下さい。ブレイブならまだしも、ワイズを狙うのはかなり難しく、法撃利用となるとチャージも必要となりかなり限定された状況でないと適用させ続けるのは厳しいのです。
なるほど、それで流行らなかったんだね…。
FoTeはダメージ倍率こそ5番手あたりですが、PP効率や複合テクニックなども鑑みると理には適ってるんですよ。流行るには理由があるのです。
なるほどね…。
話を戻しまして、今回はグレイヤーオービットを使いますのでメインFiの話です。ダメージ倍率的にはリミブレを適用させて、FoTeとどっこいどっこいぐらいでしょうか。
複合テクを使えないところを考えるとちょっと物足りない感じ?
その感は否めないのですが、リミブレ以外にもFiならではの変なシナジーも存在します。
PAか何かで使えるのがあるとか?
打撃部分を補えるという点はありますが、それとは別に「クリティカルストライク」「テックアーツJAボーナス」「テックアーツJAPPセイヴ」を法撃に適用させる事もできます。また、このうち「テックアーツJAPPセイヴ」はテクニックを使用した武器の倍率でPP軽減が発生します。即ち、グレイヤーオービットで法撃を放つと最大25%もPPの消費をカットできます。
条件は大変そうだけど、これは大きそうだね。
実際大きいです。先ほどの装備ではPPスレイヤーを乗せるためにMAXPPを敢えて削る構成にしておりますが、このおかげでPP130ほどでも十分イル・バータやイル・フォイエまで賄えております。
凄い凄い!
…が、そこまでなんですよね。
え…?
…結局、FiFoで行えることはFoTeより少し高い火力が出せ、PPに困らないという2点。バニッシュがあるわけでもチェイスがあるわけでもなく、アプローチが増えるわけではないんですよ。また、サブFoは打撃恩恵が無いため法撃しか使えず、FoFiの完全劣化になってしまってるんですよね…。
なるほど…。本家に追いつけそうだけど、抜けはしないと。複合テクも使えないしね。
…ええ、なのでFiFoは諦めました! ということで、FiTeにします!!
ぇ…? ええ……。
そもそも、FoFiという最強法撃火力クラスのメインとサブを逆にするメリットなんて最初からなかったわけで、法撃だけで太刀打ちして勝てるわけがなかったのです。
でも、それだとFiBoとかでも悪くないじゃない?
最初は自分もそちらが正解だと思ったんです。エレメンタルスタンスは法撃にものりますし、マスタリー特効は消えますが、すべての法撃に対してそこそこのブーストが載せられますしね。が、そちらには致命的な欠陥があったんですよ。
というと?
ブーツが強すぎた…。法撃ではなく、打撃がね…。そう、リミブレFiBoは現環境で最大のブーツ火力が出せる構成なんですよ。オフスがあろうが、未だに★12のズィレンハイトがリミブレ中という限定条件とはいえその威力を上回るっていうね。
つまり、テクニック使う暇があったら蹴り飛ばせとなっちゃったわけだ。
そういう事です。また、テクニックの威力自体もやはりマスタリークラスと比べると使い辛く、使うにしてもPPも含めてブーツですべて賄えてしまうわけでして…。
意図しない高火力が出てしまい、本質が揺らぎそうになったんだね…。
というわけで、一旦FiBoはおいておいて、FiTeとなったわけです。
多くは語るまい…。
グレイヤーオービット法撃利用
紆余曲折あり、FiTeが恐らく最適解だろうとなったグレイヤーオービットの法撃利用ですが、この構成は思いのほか当たりました。勿論、法撃だけを行うという形ではありませんでしたが。
エレメントウィークヒットが打撃にも乗るしね。
そういう事です。実際住み分けを行いました。風・光・闇属性は法撃に賄わせ、残り3属性をFi武器で補う形ですね。
打撃面はやっぱりFiHuに比べると物足りなくなるよね?
どうしても差はありますが、そこは常時リミットブレイクという強みがあるので多少は詰める事ができます。また、テクニックと打撃を住み分けた事で遠近共に対応できるのも強みですね。さっきまで殴っていたのが、いきなりラ・グランツの固定砲台になったり、ということもできるので。
Fi、Te両方の性質をある程度高い水準で達成できる様になった結果、今度はTeのデバンドタフネスやシフタストライクが使えなくてショボーンってなってそうだね。
(´・ω・`)
先は長そう…。
Comments
コメントはまだありません。