いろいろとテコ入れが入ったものの、イマイチどう扱えばいいかわからない。 今回はそんな、器用貧乏武器の筆頭――ガンスラッシュについて、いろいろ考察していきたいと思います。
ガンスラッシュとは?
PSO2を象徴する武器であるガンスラッシュは、銃と剣が融合した特殊な武器で、全クラスで装備可能という極めて象徴的な特徴があります。が、1本あれば打撃と射撃が両立できる…とも言えず、実際はなんとも中途半端で、もっぱらHu、Fi用の遠距離武器、Ra用の範囲射撃武器、Fo用のPP回収用遠距離武器といった使われ方がされています。
近年ではクィーンヴィエラの登場により、打射に加えて法撃までこなせる万能武器としての地位を確立し、元々あったPP回復能力の高さもあって利用者が増えたイメージが有りましたが、ランチャーの強化に加えて、バレットキープの登場により長らく蜜月の関係であったRaのお供という立場からお役御免となるなど、中々波乱満ちた状況にあります。
ガンスラッシュって強いの?
はっきりいって中途半端です。打撃ではHu、Fi両武器には当然勝てず、射撃では本家RaのAR、ランチャーには範囲も威力も射程も負け、新規開拓された法撃も、度重なる裏潜在と★13武器の台頭により影が薄くなってしまいました。
そんなふんだり蹴ったりなガンスラさんですが、使い物にならないのかと言われるとそういうわけでもなく、器用貧乏ながらもかゆいところには手が届くという、微妙な存在感は健在です。一方で、現行パターンから外れたクラス構成になった途端、急に真価を発揮するという特徴もあり、中々侮れない一面もあったりします。
ガンスラッシュが輝くクラス構成とは?
色々な組み合わせでガンスラを触ってみました。勿論、使用感なので個人差は出ますが、以下、自分が使ってみた感想を徒然にしてみたいと思います。尚、下に行くほどオススメの構成となります。
TeBr
法撃爆破特化構成。使えるとでも…?
BoHu
あらゆる意味でFiHuの劣化となってしまい、メイン武器のDB、ブーツと比べるとPP回復能力すら見劣りするなど立場がありません。
FoTe(TeFo)
打射武器としての価値は一切発揮できません。イル・バータ専用武器としてクィーンヴィエラの運用は考えられるものの、今となっては法撃、潜在共に難を抱え、PP回収武器としての立ち位置も危うくなりつつあります。
RaBr(BrRa)
射撃系弱点特化構成。弱点部位への射撃属性攻撃時には猛威を発揮するものの、それ以外でのダメージが天と地ほどの差があり、アディションバレット1つあげても 1200×3~11000×3 ほどの間でブレるなど、安定とは程遠い状態となります。また、ARや弓の様に弱点に当てやすいわけでもないため、無理して使うものでもないかも…。
GuRa
完全射撃特化構成。弱点部位へのダメージ期待値も高く、WBが自身で装填できるほか、チェイントリガーからのクライゼンシュラークで瞬間火力もそれなりに期待できます。が、完全に射撃特化であるが故に、打撃や打射混合のPAと非常に相性が悪く、加えてスタスナ、HSがきっちり取れないとまともなダメージにもなりにくいため、やはりARやTMGを使用した方がどうしても安定度が高くなってしまいます。
RaHu
レンジャー特化型構成。本構成の場合、アディションバレットなどの射撃PAはGuRaよりも相性が良くなり、ダメージブレもある程度抑えられる事から非上にかゆいところに手が届きやすい状態となっております。
が、バレットキープの登場によりランチャーがこの役目を似合う事が多くなり、WBが解除されるという理由で使用されないケースも多々あります。
TeHu
ウォンド殴り特化構成。こちらは法撃ではなく打撃に寄せたタイプであり、一対一を苦手とするウォンドの穴を埋める使い方が可能となっております。メインとなるのはスラッシュレイヴやサーペントエアで、ダメージこそFiHuに追いつけないものの、Teが絡む関係でPP安定度が高く、弱点属性さえ合わせれば相応のダメージも弾き出せます。
が、赤の武器の勃興により、その唯一のお株すらも奪われつつあります…。
FiHu
完全打撃特化型で、瞬間的な打撃火力は非常に高く、マッシブ、オトメ、アイアンウィルによるゴリ押し性能も高い構成と言えます。一方で射撃性能はやや落ちてしまい、使えないというほどではありませんが、打撃に比べて二回りほどダメージが低く感じられてしまいます。
相性は良いですが、どうしてもFi、Huのメイン武器と比べて…といった懸念が付き纏います。
GuHu
TMG特化構成。Gu側が射撃、Hu側が打撃面をカバーするため、打射共に中々のパフォーマンスを誇ります。
意外と忘れられがちですが、ハイタイムの効果はTMG以外の武器にも乗るため、発動後はガンスラに持ち替えればLv5であれば7秒後に20%の威力上昇を見込めます。これによりFiHuに匹敵するほどの火力を出せる場合がありますが、1発でも被弾するとダメージアップ効果がリセットされるなど、ゴリ押しし過ぎると、パーフェクトキーパー諸共効果を失ってしまうことにもなりかねません。
FiGu
自分を犠牲にするFiと、怪我をしたくないGuの性質がぶつかり、唯一の共存スキルのリミットブレイクですら効果が薄いという、空中戦主体以外では中々にミスマッチな構成です。が、これがガンスラにドハマリします。
AR、TMG、TDG、ナックル、ダブセのダメージが完全な形では引き出しにくいおかげで、唯一メイン武器の火力を超えられる可能性があり、半々となった射撃と打撃の性能が不思議な形でマッチングするという特異な状況が発生します。特にスラッシュレイヴ、クライゼンシュラークなどの打射混合PAとの相性が良く、ワイズ、テックアーツJA、ゼロレンジ、HS、クリスト付近まで乗っかると、トータルダメージでは他の追随を許さないほどのぶっ飛んだダメージを弾き出せるようになります。また、リミブレ+チェインからのスラッシュレイブをきっちり繋げられれば、 WB込みでカンストダメージも弾き出せます。
唯一の欠点は、背面、HS、ゼロレンジなど、一体一ならまだしも、多対一だと安定させるのにかなり練習が必要という事でしょうか……。
ガンスラテクニック
主にFiGuで使用すると有効なテクニックをご紹介します。
前転スリラー
ガンスラで一番有名なテクで、結果としてスリラープロードの射程距離を 前転(後転)分上乗せする事ができます。
非ターゲットロック状態で対象に背を向けた状態でスリラープロードを使うと、相手側に後転(前転)します。スリラープロードのダメージは投げたマガジンの位置ではなく、その後の着火位置から発生するため、後転直後に前方へ向きを変えると結果的に後転分奥にスリラープロードを放つ事ができます。
レーゲン・ツヴァイ
銃モードを維持したまま剣モードのシュトレツヴァイを発動させられるというテクで、一連の操作によってZ状に少しだけ高度が上昇します。レーゲンシュラークは 突進 → なぎ払い → 射撃 の3つで構成されますが、JAタイミングはこのなぎ払い時点で可能です。なぎ払い時点では剣モードであるため、この時点でシュトレツヴァイに繋ぐと剣モードで発動します。しかしながらPA終了後にはきちんと元のモード(※)に戻ります。
(※:元々が剣モードの場合は剣モードのままです。)
尚、レーゲンシュラークが射撃まで進んでしまった場合は既に銃モードに切り替わってしまっているため、キャンセルしても銃モードのシュトレツヴァイが発動します。
シュトレ・キャンセル
高速でテックアーツJAをのせるためのテクニックです。銃モードのシュトレツヴァイは発生から終了までが0.25秒であるため、ここから各種PAにJAキャンセルで繋ぐと高速でテックアーツJAを乗せる事ができます。注意点として、銃モードのシュトレツヴァイから剣モードのシュトレツヴァイを派生させた場合はHuのヒューリーコンボアップは乗りません。
レーゲン・めくりスリラー
前転スリラーとレーゲン・ツヴァイの応用で、テックアーツJA、ゼロレンジアドバンス、HS、ワイズスタンスを全てのせる方法です。但し人型以外や大きすぎる相手には効果が得られない場合があります。混戦の方が成立しやすいです。
非ターゲットロック状態で相手を正面に捉え、レーゲンシュラークを使用し、なぎ払い部分でJAキャンセルして前転スリラーに繋ぎます。この際、前方へは向きを変えず、手前を向いたままスリラープロードを放つと、丁度相手の背面をとった状態で相手の後頭部付近にゼロレンジでスリラーが発動します。
めくることができる距離はレーゲンの突進位置からスリラーの後転完了位置までであるため、極端に大きな対象や、上下に長すぎる相手には成功しないと思われます。そういった場合、シュトレ・キャンセルから背面を取る事で似たような状況を作り出すことは可能ですが、レーゲンから繋ぐ利点として、なぎ払い時に相手が微妙に硬直するため、すんなり背後を取れるといったポイントがあります。とはいえ、自身がターゲットをもっていると向きが即座に変わってしまう場合があるため、混戦の方が成立し易いと思われます。
まとめ
あんまり使っていない+一度研究してみたいという一心でオフスティアのガンスラを取ってみましたが、これは中々面白い結果になった気がします。特にFiGuは空中戦のシナジーが非常に高い構成でもあり、一連のコンボは全て空中から繋ぐ事も可能です。
しかしまぁ、TMG+TDG+ガンスラという構成は中々ロマンがありますね。あとはここにARとナックル、ダブセを混ぜてしまえば…(ぁ
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